Medicina China Hoy伝統中医学
診断コース

臓腑弁証

不調に姓と名を与えます。どの身体機能が失調しているか、何が足りず何が余っているか、どちらの方向へ傾いたか。

6レッスン · 32 min更新日
臓腑弁証

この方法が答えること

  • これらの症状はどの機能系にかかわるのか。消化する系か、呼吸する系か、めぐらせる系か、蔵する系か。
  • その系は何かが足りないのか(虚)、何かが詰まっているのか(実)。対象は気か、血か、陰か、陽か。
  • 二つ三つの臓腑が同時に出たとき、どれが本で、どれが標にすぎないのか。

学び方

  • まず臓腑の名を、解剖の名ではなく機能の名として読むこと。先へ進む前に受け入れるべきはこれだけです。
  • 証型に手をつける前に、五臓それぞれの働きを覚えます。証型とは、その働きの失調そのものです。
  • 証型の名を三つに分解し——臓腑・物質・性質——症状から組み立て直す練習をします。
  • 最後は二臓が絡む症例を。症状を出た順に並べ、本と標を分けます。

他のすべてが行き着く方法

他の方法は不調を描写する。臓腑弁証は、それをどの機能が作っているかを言う。

八綱は「裏・寒・虚」と教える。舌と脈がそれを裏づける。五行はどの系統かを示す。だがどれも、まだ何をすべきかは言わない。臓腑弁証が文を締めくくる。臓腑を名指し、足りない/余る物質を名指し、失調の向きを名指す。そこから具体的な治則が出てくる。

「家のどこかで水が漏れている」と「台所の流しのパッキンが切れている」の違いです。どちらも本当ですが、どの工具を取るかを教えるのは後者だけ。先行する方法は正しい部屋まで案内し、臓腑弁証はその部品に手を置かせます。

  • この方法に入る前に、八綱の答えを持っておく。表か裏か、寒か熱か、虚か実か。
  • 日常のどの働きが変わったかを問う。消化、睡眠、呼吸、動き、小便、月経。
  • たどり着いた証名が主症状すべてを説明するかを確かめる。いちばん騒がしい一つだけでは足りない。

「脾」は解剖学の脾臓ではない

大文字で書かれる臓腑名は機能の集合であり、画像に映る臓器そのものではありません。

中医学が「脾」と言うとき、左の肋骨の下にある臓器の話ではありません。飲食物を使える気に変え、全身へ配る働きの総体——今日でいう消化と代謝にほぼ当たります。「腎」と言えば、生殖、骨、聴力、幼少期からの成長発育、そして老化までを含みます。同じ言葉を使う、別々の語彙です。

「郵便」を思い浮かべてください。この語は建物を指しません。手紙があなたの手を離れ別の町に届くまでの一切——配達員、車両、仕分け、時刻表——を指します。「郵便が遅い」と言われて、局舎のれんがを調べる人はいません。「脾」も同じです。その働きが鈍れば食後の腹満、だるさ、軟便が出ますが、脾臓の画像には何も写りません。

  • 臓腑名を読むたび、頭の中で働きに置き換える。脾=運化、肺=気を主り呼吸を司る、肝=疏泄、腎=精を蔵し骨と発育を主る、心=血を主り神(こころと意識)を蔵する。
  • その働きの症状を尋ねる。解剖臓器の症状ではない。食欲と便の性状を尋ね、脾臓そのものを尋ねない。
  • 重なりを受け入れる。骨と聴力は腎、目は肝に属する。区分の根拠が解剖ではなく機能だからだ。
  • 医学的診断にしない。「脾気虚」は脾臓の病気ではなく、病名の代わりにもならない。

機能としての臓腑 中医学の臓腑名は、一群の働きとその現れ(主る組織、開く竅、対応する情志)を指し、特定の臓器を指さない。

蔵する臓、伝化する腑

五臓は充実して蔵し、六腑は中空で伝え化す。この違いが病の速さを決める。臓は慢性・虚、腑は急性・実に傾く。

五臓(心・肺・脾・肝・腎)は気・血・陰・陽・精を蔵します。蔵されたものは減るのが遅く、臓の証は数か月から数年かけて固まり、虚に傾きます。六腑(胃・大腸・小腸・膀胱・胆・三焦)は受け入れ、腐熟し、排出します。管は一気に詰まるので、腑の証は速く来て痛みを伴い、実——熱・湿・停滞——に傾きます。

食料庫と配管を比べてみましょう。食料庫は誰にも気づかれずに空になり、ある日「何もない」と分かる——これが臓の虚です。配管は詰まったその日に、しかも派手に知らせてくる——これが腑の実です。腑は「管」だけでもありません。胆と三焦は輸布の働きとしてここに入り、三焦にはそもそも固有の形体がありません。

  • まず経過を尋ねる。数週から数か月かけて積み上がったものは臓へ、数時間から数日で来たものは腑へ傾く。
  • 訴えの質を見る。だるさ、顔色の白さ、力の入らなさは「蔵が空」。痛み、張り、灼熱感、切迫は「管が詰まる」。
  • 通す働きの乱れを確かめる。食べる、便を出す、小便、げっぷ——腑の署名だ。
  • 両者は同居する。腑が何年も失調すれば、表裏をなす臓まで空にする。

臓と腑 五臓は形が充実し精気を蔵して瀉さず、六腑は中空で物を伝化して蔵さない。

五つの表裏、なぜ症状は相方に出るのか

臓にはそれぞれ経絡でつながる腑があり、互いに表裏をなす。一方が失調すれば、もう一方がそれを言い当てる。

五組は、心と小腸、肺と大腸、脾と胃、肝と胆、腎と膀胱。恣意的な並びではありません。各組は互いに絡属する一対の経絡(気の通り道)を共有し、一方は裏、他方は表にあります。だから一方の失調は他方の領域に現れ、届きにくい臓を、触れやすい腑を通して整えることもできます。

扉でつながった二部屋を思い浮かべてください。一方で何かが焦げれば、煙は他方から出てくる。風を通すために開ける窓も、どちらの部屋にあってもおかしくない。だから頑固な乾いた便秘で肺を見に行き、口が苦く粘るなら肝と胆の組を見に行く。症状はこちらの部屋、火は向こうの部屋かもしれません。

  • どの証型より先に五組を覚える。心と小腸、肺と大腸、脾と胃、肝と胆、腎と膀胱。
  • 腑の症状を前にしたら、必ず対応する臓の働きを尋ねる。便秘に咳と息切れは伴うか。小便の灼熱感に不眠と口内炎は伴うか。
  • 脾と胃はもっとも読み違えられる組。脾は清を昇らせ、胃は濁を降ろす。吐き気とげっぷは胃、軟便とだるさは脾。
  • 逆向きにも使う。臓が何年も弱いなら、その腑が失調し始めていないかを見る。

表裏関係 臓(裏)と腑(表)を結ぶ経絡の絡属。領域を共有し、失調を互いに移し、互いを通路として整えられる。

証名の解剖

証名はいつも三つの部品でできている。臓腑、かかわる物質、失調の性質。読めるようになれば、名前がそのまま手順になる。

「脾気虚」は後ろから読みます。脾(どの働きか)、気(どの物質か)、虚(何が起きたか=足りない)。「肝火亢盛」なら、肝・火・余って上る。「肝気鬱結」なら、肝・気・滞る。よく出る物質は四つだけ——気・血・陰・陽。性質もわずかです。虚、鬱滞、火熱、湿、寒、瘀、上亢。この二つの短い表で証型の大半が覆えます。

ナンバープレートを読むのに似ています。区画ごとに別のことを告げ、合わせて一台を特定する。両方向で練習しましょう。順方向——「腎陽虚」と与えられ、腰の冷え、寒がり、澄んだ多尿、深い疲れを予測する。逆方向——それらの症状から名前を組み立て直す。両方が一致したとき、その証型は身についています。

  • 証名は必ず三つに割る。臓腑/物質/性質。欠けている部品があれば、名前が言い切れていないのではと疑う。
  • 物質が所見を決めることに注意。気の不足はだるさと下垂、陽の不足は冷えが加わり、陰の不足は夜の乾いた熱が加わり、血の不足は顔色の白さ・めまい・乾きを生む。
  • 名を決める前に舌と脈と突き合わせる。虚証なのに脈が有力で数、では話が合わない。
  • まず臓腑ごと・物質ごとに一証型ずつ覚える。変化型はあとから自然に入る。

証 同時に現れ、三部構成の名を与えられる症状と所見の集合。病名ではなく、ある時点の身体の状態。

二臓が絡むとき——標と本

現実の症例で一臓だけということはまずない。治則を決めるのは、どちらが先に始まったかである。

教科書では各証が単独で存在する。臨床では二つ組で現れる。脾と肺、肝と脾、腎と心。そこで中医学は本(běn、すべての発端となった失調)と標(biāo、いま最も苦痛なもの)を分ける。両者は必ずしも一致せず、臨床判断はそこにある。

雨漏りで天井に染みができたようなものだ。染みは目に見えて気になるもの、壊れた配管は直すべきもの。塗るだけならまた出る。配管だけ替えても染みはしばらく残る。古典の原則は、急なれば標を治し、緩なれば本を治す。多くは両方を扱うが、どちらがどちらかを分かったうえで行う。

  • 必ず何が先だったかを問う。時系列は強さよりも本をよく示す。
  • 数年来の虚証に最近の実証が重なれば、たいてい古い本と新しい標である。
  • 一方の臓が他方の症状を説明できて逆はできないなら、その臓が本である。
  • 急で重い病態では、本が分かっていても標を先に扱う。

標本(标本、biāo běn) 本は病を起こした根本の失調、標は患者が感じる現れ。両者を見分けることが、症状だけ治して原因を残す事態を防ぐ。

健康に関するご注意。 学習・啓発のためのコンテンツです。伝統中医学の概念を説明するものであり、医療専門家による診断や治療に代わるものではありません。鍼、薬用植物、侵襲的な技法は、訓練を受けた専門家が行う必要があります。 安全ガイド.