薬用植物 · 安神薬
Suān Zǎo Rén · 酸棗仁
Suān Zǎo Rén(酸枣仁、酸棗仁)は、性が平性、味が甘(かん)、酸(さん)の生薬で、「安神薬」に分類されます。伝統的に神を鎮める、心血を養う、止汗に用いられます。
性味データ
- ピンイン名
- Suān Zǎo Rén
- 漢字
- 酸枣仁
- 学名
- Ziziphus jujuba var. spinosa (Bunge) Hu ex H.F.Chow
- 科
- Rhamnaceae
- 使用部位
- 種子
- 性
- 平性
- 味
- 甘(かん), 酸(さん)
- 経絡
- 胆, 心, 肝, 脾
- カテゴリー
- 安神薬
- 毒性
- 無毒
- 妊娠
- 記載された禁忌なし(必ず相談を)
- 産地
- 中国
伝統的な作用
- 神を鎮める
- 心血を養う
- 止汗
- 補肝血
伝統的な用途
- 心肝血虚による不眠
- 心悸と不安
- 虚証による多汗
- 煩躁と情緒不安定
- 血虚による眩暈
研究されている効果と現在の応用
- 神を鎮め不眠のために心を安定させる
- 心血・肝血を養う
- 陰血虚による過剰な発汗を止める
- 不安・動悸・神経過敏を和らげる
- 肝陰を潤して煩躁を治める
研究中の応用
- 原発性不眠症
- 不安と神経疾患
- 更年期症候群
- 心臓神経症
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
効果が研究されていることは、ヒトで証明されていることを意味しません。
禁忌と副作用
絶対的禁忌
- 発熱を伴う過剰な外邪(初期段階)
相対的禁忌
- 痰火擾心(虚の要素を伴わない)
- 肝気の停滞
- 妊娠
- 不安と不眠に対して妊娠中も一般に安全。
- 授乳
- 授乳中も安全。
- 子ども
- 不安または睡眠障害のある小児にも安全。
- 高齢者
- 血虚と陰虚による高齢者の不眠に最適。
起こりうる副作用
- 過度の鎮静の可能性(大量)
- 軽度の消化不良
中止すべきとき
- 過度の鎮静
- 急性の外邪侵入
薬との相互作用
| グループ | 薬剤 | 重症度 | 作用と推奨 |
|---|---|---|---|
| 鎮静薬と睡眠薬 | ゾルピデム, テマゼパム, ジフェンヒドラミン | 中等度 | 鎮静の相加 - 過鎮静の可能性 併用を避けるか、一方をごく低用量で使用する |
| 抗不安薬 | ベンゾジアゼピン系薬, ブスピロン | 中等度 | 抗不安作用と鎮静作用の相加 低用量から始め、鎮静を監視する |
| 抗うつ薬 | アミトリプチリン, ミルタザピン | 軽度 | 睡眠への作用を補い合う 適切な用量では一般に安全 |
ほかの生薬との相互作用
- 竜眼肉 心脾両虚の不眠に相乗的
- 霊芝 安神作用を補い合う
参考用量
- 煎じ薬
- 1日9〜18グラム(砕いて)
- 散剤
- 1日1.5〜4.5グラム
- 短期使用
- 2〜4週間
- 長期使用
- 1〜3か月
- 最大
- 長期使用は概ね安全
- 子ども
- 不安または睡眠の問題のある小児にも安全。
調製法
煎じ薬
種子9〜18gを砕く。3カップの水で30〜40分煮る。就寝1時間前に飲む。
不眠と不安
散剤
就寝1時間前に粉末1.5~4.5gを白湯で服用する。
不眠、利便性
文献に基づく目安の用量であり、処方ではありません。専門家に相談してください。
配合される方剤
健康に関するご注意。 学習・啓発のためのコンテンツです。伝統中医学の概念を説明するものであり、医療専門家による診断や治療に代わるものではありません。鍼、薬用植物、侵襲的な技法は、訓練を受けた専門家が行う必要があります。 安全ガイド.